CAJLE Online Sharing CAJLEオンライン共有会

2020年8月15日(土)開催Date: August 15 (Sat), 2020

ご参加ありがとうございました!

この共有会では、リラックスした雰囲気の中で、地域や教育機関、対象年齢などを越えた実践共有の機会を提供すること、そして、カナダにおける日本語教育関係者の繋がりを深めることを目的としています。教室における実践だけではなく、家庭での継承語教育も含め、広く日本語教育について考えられる場を持ち、この広大なカナダにおける日本語教育をより一層、盛り上げて行きたいと考えています。

実行委員:木村美香・柴田智子・善積祐希子・米本和弘

This gathering is for those who are involved in Japanese language education, such as Japanese language educators, parents of learners, school organizers, and others. The primary purpose is to build and expand a network among us in Canada beyond the differences of location, time, institution, and age group of learners we teach. We hope to provide opportunities to discuss broad topics on Japanese language education, from practice utilized in the classroom to issues related to learning Japanese as a heritage language at home.  It is our goal to make Japanese language education more active and lively in Canada by this gather-and-share event.Steering Committee: Mika Kimura, Tomoko Shibata,
Yukiko Yoshizumi, Kazuhiro Yonemoto

プログラム(東部夏時間)/Programme (EDT)

2020年8月15日(土)開催Date: August 15 (Sat), 2020

お住まいの場所での開始時間 Starting time at your location:https://bit.ly/2C4Jf3G

*この共有会はzoomで行われますので、参加登録が必要です。
 登録はプログラムの下のリンクからしていただけます。
*This event will be held online by using zoom.
 Online registration through the link below is required to attend. 

12:00-13:00性の多様性からインクルーシブな日本語教育を考える

多様な学習者が集まる教室をインクルーシブな学びの場にするために、私たち教師には何ができるでしょうか。本セッションでは、性の多様性に焦点を当て、皆さんと経験や実践の共有・意見交換を行いたいと考えています

  • 望月良浩(ミシガン大学)
    「無意識の差別、周縁化、マイクロアグレッションについて考える」

本発表では、日本語教育の現場で起こった事例を元に、性的少数者の学習者も居心地良く安心して参加できる学びの場を作るために教師には何ができるか、タイトルに挙げた三つのテーマを軸に皆さんと一緒に考えていきます。

  • 有森丈太郎(トロント大学)
    「インクルーシブ教育へのアプローチとしてのクィアペダゴジー」

授業で扱う日常的な話題が性的少数者にとっては問題になり得ることがあります。性の多様性の観点から教育を批判的に分析するクィアペダゴジーを紹介し、ジェンダーやセクシュアリティに関わらず、安心して参加できる学びの場について考えます。

13:05-14:20プロジェクト持ち寄り会(お土産付き)~学習者の主体性を引き出す仕掛け~

プロジェクトは、学習者が暗記型ではなく思考型の学習方法を自ら学ぶことができる活動です。今回は特定の技能を伸ばすものから自由度の高いものまで、提案者の試みを紹介し、効果的なプロジェクトについて皆さんと考えてみたいと思います。

  • シャープ昭子・石川比奈子(カルガリー大学)
    「“飛び出せカルガリー” & “コロナニモマケズ” 〜カルガリー大学のプロジェクト紹介〜」
  • 田中香織(ブリティッシュコロンビア大学)
    「「何をやってもいいんですか?」自律学習プロジェクト」
  • 池田朋子(マギル大学)
    「セルフスタディーを取り入れた日本語授業の実践〜独学経験者から学ぶ〜」

14:25-15:40オンラインのアクティビティの紹介

生徒や学生にとって楽しいアクティビティ、そして教員にとって使いやすいオンラインツール(YouTube, StoryJumper, Screencastify, Flipgrid, Vocaroo など)を紹介します!参加者の方とアイディアシェアや改善点について話し合いができたらいいなと思います。

  • グレイス・ホー(R.A. McMath Secondary School)
    「ユーチューブの動画から始めて、自分の家で日本語を探して、ステキな動画を作ろう。」
  • 宮本麻里(BC州ウェストバンクーバー高校・センチネル高校)
    「お話を用いたオンラインアクティビティ」
  • 星まゆみ(アルバータ大学)
    「初級クラスにおける Flipgirid, Vocaroo, Google earthの使用例」

15:45-16:45どうする?これからの「日本語留学」:岐路に立つ言語・文化圏滞在型学習

人の移動が限定される「コロナ」時代、さらに「ポストコロナ」時代に、日本語・日本文化学習を目的とした「留学」がどのような形を取るのか、その意義、目的について、参加者一同と考えていきたい。

  • 森川結花・谷川依津江(甲南大学)
    「受け入れ準備側から物申す!」

受け入れ側としての目標は、留学生が留学を通してたような社会を生き抜くための力を養うプログラムの構築である。彼らの感受性を育て、異なる文化背景を持つ人々との共生、相互理解、問題解決などに関する力を培う仕掛けについて考えてみたい。

  • 野呂博子・木村美香(ビクトリア大学)
    「送り出し側から物申す!」

日本の短期・長期留学に長年送り出してきたがわとして、学生の留学への動機の変遷、彼らの留学体験への評価を紹介する。また大学側、教師側の立場から現地滞在型学習の利点そして問題点に触れる。

16:50-17:50子どもたちの学びと育ちを支える

カナダにおける日本語、日本における外国語で育つ子どもたちの学びは、現地語での学習に加えての学びとなり、保護者への支援は要である。コミュニティ・有志による保護者、学びへの支援の試みの紹介、また提案をする。

  • 三井晶子(ヨーク大学)・青木恵子(クイーンズ大学)
    「カナダ(オンタリオ)で日本語で育つ子供たちの学習の継続を支える試み」

COVID-19により補習校・日本語学校も休校を余儀なくされ、保護者は現地校の学習と日本語学習の両輪を家庭で支えることになりました。対面で会えない中、交流を模索してさまざまな取り組みが始まりました。いくつかの実践例と共に、子どもたちと保護者を支えるウェブサイトの試みも紹介します。

  • 滑川恵理子(京都女子大学)
    「『親たちのアイデンティティ・テキスト』の活動」

日本在住の外国につながる親子による二言語創作絵本の活動です。現在二作品が完成、母親が母語で考えた台詞に子どもが日本語の台詞をつける、離れて暮らす母方の祖母の若き日の様子を子どもが想像するなどを紹介します。

17:55-19:10オンラインでやってみたこと、やってみたいこと!

突然やってきたオンライン授業への移行!多くの先生方が試行錯誤しながら授業を行っていることと思います。このラウンドテーブルではオンラインでやってみたこと、やってみたいことと題し、オンライン授業を活性化する提案、オンラインだからできること、またオンラインコースでの新しい評価の試みなどをご紹介します。他にも色々な試みをやってみた方、ぜひアイディアを共有してくださ〜い!

  • 印道緑(北九州市立大学)
    「読解中心のオンライン授業を面白くするには?:You Tube動画を活用してみました!!」

読解のオンライン授業を面白くするにはどうしたらいいか、私は内容に関連した動画を授業の残り時間に視聴させることを考えつきました。その工夫とチャット等を使って動画の活用効果を可視化する試みをシェアします。

  • 小林麗(アルバータ大学)
    「筆記試験の代わりにミニ課題:とにかくいろいろやってみました!!」

始めから終わりまでオンラインだった春の初級クラスでは、筆記試験を思い切ってあきらめ、その代わりに、学んだことがきちんと使えるかどうかを評価するべく様々なミニ課題を課してみました。その結果と考察をご紹介します。

  • 竹井尚子(サイモンフレーザー大学)
    「Zoomを使ってリスニングと会話練習のビデオを作ってみました!!」

オンラインクラスの助けとして、Video conference のトゥールを使って授業を行う機会が増えました。そんな中、私たちのグループは、Zoomを通して先生たちが集まり、初級の学生を対象として、リスニングと会話練習に使えるビデオを作成しました。今回は作成した過程と、そのビデオの使い方ついて紹介します。

19:15-20:15懇親会

参加登録/Registration(締切:2020年7月31日(金)/Deadline: Fri., July 31)

こちらから参加登録をお願いいたします。【締め切りました】

  • 会員、非会員を問わずご参加いただけます。
  • 参加は無料です。
  • 参加は100名までで、カナダ国内の方を優先します。
  • 本登録は参加を確約するものではなく、人数の関係でご参加をお受けできない場合がありますことを、ご了解いただけますと幸いです。
  • 8月1週目に参加方法のご案内をお送りいたします。

Please register here.【Closed】

  • This event is open to both CAJLE members and non-members.
  • There is no charge to attend the event.
  • Participants are limited to 100 and preference will be given to individuals residing in Canada.
  • Please note that this registration does not guarantee your participation. Due to the number of participants, we may not be able to accommodate your participation.
  • Instructions about how to join the event will be sent during the first week of August.

ポスター/Flyer

お問い合わせ先

ご不明な点などのお問い合わせは下記の電子メールアドレスへお願いします。
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